【売約済】ハーン／メンデルスゾーン&ショスタコーヴィチ

①メンデルスゾーン：ヴァイオリン協奏曲ホ短調 op.64
ヒラリー・ハーン（vn）
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
ヒュー・ウルフ（指揮）
②ショスタコーヴィチ：ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
ヒラリー・ハーン（vn）
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マレク・ヤノフスキ（指揮）
録音：2002年、オスロ

ヒラリー・ハーン22歳の演奏です。メンデルスゾーンとショスタコーヴィッチという一見奇異に思えるカップリングですが、ハーンにとっては愛着のある2曲なのだと思います。早めのテンポ感でストレートな美音でグイグイ押していく完全無欠の演奏は、ハイフェッツを想起させますが、メンデルスゾーンの緩徐楽章では格調高く叙情的に弾きこまれており、ハイフェッツ以上かも？と思います。2曲目のショスタコーヴィッチは、大ヴァイオリニストのオイストラフに献呈された曲ですが、オイストラフは豊潤で温かい音色で演奏していましたが、ハーンは鋭利な刃物の如く、そして青白く燃立つ炎のような感触で、曲の核心に迫っています。

『ショスタコーヴィチはこの曲のスタンダードにもなり得る名演。少しも熱演しているようには見えないのに、演奏のスピード感に手に汗を握ることになります。ハーンの音楽性はこの曲にあっています。メンデルスゾーンの方は、この曲には他にも名盤がたくさんありますが、この演奏はそれらに並び立つ名演だと思います。技術的には完璧で少しも感情的にならないメカニカルな演奏ですが、それによって曲の出来の良さが実感できます。ヴァイオリニストの素直な表現力に好感が持てます。ハーンは多くの協奏曲を録音しているが、今のところ自分はこれが一番気に入っている。音質もいい。メンデルスゾーンは、一見彼女には向いていないタイプの曲なのだが、それでも面白く聞けた。こういう爽快な演奏もありかもしれない。』

国内盤【新品未開封】

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